施設や病院の備品、介護保険の貸与制度などで日常的に使われている車椅子を安心して使い続けていただくために、本講習では「最低限おさえておきたい安全のポイント」を学びます。
不具合に気づかないまま使い続けてしまうことで起こる「事故」や「ヒヤリ・ハット」を減らすことが、本講習の一番の目的です。
本講習は、不良箇所を「見つける」ことが目的です。整備や修理、部品交換については、必要な知識と技術を持った車いす安全整備士などの専門家に依頼することを前提としています。
また、資格の付与は行っておらず、整備を行うための知識や技能を認定するものではありません。
こんな方におすすめ
- 車椅子の使い方・点検に自信がない
- 日常業務で車椅子に触ることが多い
- 万が一の事故を防ぐ知識を身につけたい
- 点検と整備の違いを正しく理解したい
- 施設として 「安全対策の証明」 をしたい
この講習で身につくこと
ブレーキ、タイヤ、フレームなど、事故につながる「不良の兆候」を正しく見抜けるようになります。
「どこを見るべきか」「何が危ないか」「報告すべき状態は?」など、体系的に理解できます。
初心者が誤りがちな整備(分解・調整)は行わず、使用者の安全を守るための点検に特化しています。
新人研修・安全研修としての導入におすすめです。
受講者の声
- 座学だけでなく、実際に車椅子を使って、調整などを行うことで、どこに気を付けるべきかを明確にできました。
- 実際の現場で思い当たることがあるので、今回の研修内容を思い出しながら対応していきたいです。
- 理屈を理解しながらなので、わかりやすかったと思います。
- 項目ごとに車椅子を触って、点検方法を学ぶことができて、わかりやすかったです。
- これから、アフターフォロー時に「点検表」を活用します。
よくあるご質問
- Q超初心者メンテナンスセミナーとの違いと何が違うのですか?
- A
超初心者メンテナンスセミナーでは、工具の使い方などの整備を行う際の基礎知識について学習します。
車椅子点検初任者講習では、車椅子の日常点検について学習します。
受講の順番が前後しても問題ございませんが、車椅子点検初任者講習から受講するのをおすすめします。
詳細は、こちらをご確認ください。
- Q車いす安全整備士(メンテナンス実務者)と何が違うのですか?
- A
点検では、必要最低限の工具を使うことはありますが、車いす安全整備士のように「整備・修理」を行うことはありません。
不具合がある状態のまま使い続けることで起こり得る事故を防いだり、車椅子の劣化を早めてしまうことによる買い替えコストを抑えたりするために、判断の土台となる「点検」を、理由や手順を理解したうえで適切に行えるようになります。
そして、点検結果をもとに、整備や修理が必要な場合は、十分な技術を持つ事業者や担当者に依頼することで、安心して役割分担ができ、責任の偏りを防ぐことにもつながります。
以下の項目内容について修得したい場合は、車いす安全整備士養成講座の受講をおすすめします。
・不適切な工具の使用方法による破損促進の防止
・正常品と劣化品との差異による限界値の理解
・不用意な作業実施による破損の防止
・構造に対する作業手法の使い分け など
- Q本当に初心者でも大丈夫ですか?
- A
安全確保の第一歩となる「点検」であれば、高い技術レベルは求められず、使用する工具も必要最低限で、点検に必要な知識を身につけ、適切な手順に沿って作業を行うことが可能です。
整備や修理を依頼しないまま使用を続けてしまうと、不具合を抱えた状態での継続使用となり、福祉用具が原因となる事故やヒヤリ・ハットの根本的な解消にはつながりません。
そのため、整備や修理が必要かどうかを判断するためにも、正しく点検を行うことがとても重要になります。ぜひ、この講座で点検の基礎を学びましょう!
- Q点検・整備をしていないとどんな問題がありますか?
- A
病院が患者さんに貸し出していた福祉用具の破損が原因で転倒事故が起こり、骨折に至ったケースにおいて、「準備や保管の過程に不十分な点があったと考えられ、安全への配慮義務が十分に果たされていなかった」と判断され、病院に賠償を命じる判決が2020年2月に出ました。
この判断は、福祉用具の提供が無償・有償のいずれであっても、提供する以上は、安全な状態であることを確認する点検や、その状態を保つための整備が行われていなかった点に責任がある、という考え方に基づくものです。
このような判例が示されたことで、今後、同様の事故や問題が発生した場合には、同じような判断がなされる可能性が高くなります。
点検や整備を外部に委託するという方法もありますが、その場合でも、委託先が依頼内容を適切に行える体制や力量を備えているかを委託する側が確認しておく必要があります。これができていなければ、供給者としての責任を十分に果たしているとは言えません。
また、福祉用具に問題があるかどうかを適切に確認できなければ、整備や修理の依頼につながらず、結果として事故が起きてしまう可能性があります。その意味でも、日頃の点検はとても大切な役割を担っています。
- Q出張開催・単独開催等はできますか?
- A
出張開催・単独開催を承っています。
車椅子点検初任者講習の場合は、開催地(往復交通費宿泊等)・開催条件(講義使用備品準備等)などによって、ご請求額が大幅に異なるため、一度お問い合わせください。
※基本的に、「受講料×人数 + 諸経費」でのご請求となります。ご相談の際には、出張講習のお問い合わせよりご連絡ください。
- Q社員・団体の研修等に組み込みたいのですが講師派遣等は可能ですか?
- A
社員・団体研修等に組み込み等の開催も承っています。
ご相談の際には、出張講習のお問い合わせよりご連絡ください。
カリキュラム(講座内容)
10:00~11:00 点検と整備の違い・メンテナンス未実施の責任の理解(座学)
11:00~12:00 点検に必要な知識の修得と点検手法(座学+演習)①
12:00~13:00 休憩
13:00~15:00 点検に必要な知識の修得と点検手法(座学+演習)②
15:15~16:15 模擬点検作業(グループ演習)
16:20~16:30 受講証明書授与
※進行具合によって、多少前後する可能性があります。
開催日程
・2025年4月26日(土)
・2025年5月30日(金)
・2025年8月2日(土)
・2025年11月29日(土)
・2026年2月14日(土)NEW
開催日程の詳細は、随時追加予定です。
受講申込の開始は、JASPECクラブやJASPECの公式X、Instagram等でお知らせしております。
会場
車いす安全整備士養成講座と同じ常設会場(神戸)となります。
定員
定員 10名(最小遂行人数 4人)
持ち物(点検用工具)
※レース編み用かぎ針は、100円ショップ手芸コーナーでも購入可能です。(※太さに注意)
※演習で使用する車椅子・空気入れは、無料でお貸しします。
※所有されている車椅子で、気になっている機体があれば、実際に持参していただいても構いませんが、点検の基礎を学ぶ講習なので、リクライニング、ティルト、六輪車、モジュールなどの、標準形以外の機構については、本講習の内容では触れませんので、ご承知いただいたうえで、ご持参ください。
※工具や車椅子は事前送付が可能です。受講日の前日到着の手配で、会場へお送りください。
※今後の車椅子整備用に工具一式を揃えたい場合は、こちらをご参照ください。
※正規品の車椅子整備用として工具一式を購入する場合は、車いす安全整備士養成講座のページから購入できます。(購入申込期限は受講予定日の2週間前まで)
販売物 車椅子点検初任者用点検工具セット
・コンビネーションレンチ13 ×1本
・コンビネーションレンチ10 ×1本
・コンビネーションレンチ8 ×1本
・ミニハンマー ×1本
・レース編み用かぎ針太さ1mm未満 ×2本
・ポーチ ×1個
・ミニスケール ×1個 ※セット購入特典
①点検工具セット 税込4,620円
②点検工具セット+空気入れ 税込7,150円
③レース編み用かぎ針2本 税込330円
※お申込み時に、上記①②③から選択して購入が可能です。
受講料
・一般 20,000円+消費税=22,000円(税込) ※2025年5月以降
・再受講 18,000円+消費税=19,800円(税込) ※申込時に「受講証明番号」を備考欄に記載ください。
団体割引
・5~9名…お一人様あたり1000円(税抜)割引
・10名以上…お一人様あたり2000円(税抜)割引
※10名以上のお申込の場合は、募集日程と別日の開催になります。
※再受講の場合は、団体割引の対象外となります。
団体申込方法
上記の二点を添付のうえ、お申込フォームよりお申込ください。
キャンセル
| キャンセル時期 | キャンセル料 |
|---|---|
| お振込み後~開催2週間前の12時まで | 受講料の10% |
| 開催日2週間前の12時以降 | 受講料の50% |
| 開催日1週間前の12時以降 | 受講料の100% |
※当方都合による開催中止で返金を希望された場合、振込手数料は当方で負担いたします。
※送付済みの販売物につきましては、返金テキストは知的財産であること、事前購入品は受注発注を行っていることにより、返金の対象外となります。
注意事項
・支払期日は、基本的に開催日程の2週間前です。
・最少催行人数に達し次第、請求書をPDFファイルにてお送りいたします。
・セミナー開催の最少催行人数に達しなかった場合には、中止となる可能性がございます。万一開催が中止となった場合は、開催2週間前までにご連絡いたします。あらかじめご了承ください。
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