素人目でも「これ、本当に大丈夫?」という、自分が所属する組織の備品である「全く整備されていない車椅子」について、「何とかしたい」「利用者に安全に安心して使ってもらいたい」という想いを持って、車いす安全整備士養成講座を受講される方は、珍しくありません。
また、「工具は持っているし、車椅子に限らず、普段メンテナンスの仕事をしている」という方も、「福祉用具なんだから、きちんと構造や対応を学ばなければならない」という想いで、受講される方も多くいらっしゃいます。
福祉用具における「安全・安心」への取り組みとして、流通する前段階としてはJISマーク表示制度における工学的な規格に基づいた製品試験、使い勝手の観点による臨床評価などが挙げられます。しかし、それだけでは十分とは言えません。やはり、福祉用具が流通した後のアフターフォロー(供給事業者サイドから言うとアフターサービス)も安全な消費生活を維持していくためには必要不可欠です。
効果的なアフターフォローを行うためには、様々な知識や技術が必要です。その中でも、「安心・安全」という点に着目した場合、重要なのは正しい知識・技術に基づいたメンテナンスです。例えば公的介護保険制度の場合、その任にあたるのは、福祉用具専門相談員ですが、残念ながらメンテナンスに関する正しい知識・技術を持ち合わせない場合もあると聞きます。
こうした状況を改善するため、車いす安全整備士実行委員会主要メンバーである、国内車椅子流通主要製造業者、(一社)日本福祉用具・生活支援用具協会、(一社)日本車椅子シーティング協会と、検討を重ね作り上げた「標準形手動車椅子の整備に関するカリキュラム」を活用し、車椅子の整備を安全に行える人材を育成、有資格者の認定(※国家資格ではありません)をしております。(2010年創設)
尚、本講座は公財テクノエイド協会の福祉用具プランナー更新指定研修の対象講座であり、
一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん)の研修ポイント制度の奨励研修でもあります。
対象サイト:テクノエイド協会「福祉用具プランナー更新のための指定研修」(兵庫県)
対象サイト:ふくせん「ポイント対象研修のご案内」(研修名:「車いす」で検索)
※本講座の案内資料を掲載しております。社内での啓発、研修助成金申請等にご活用ください。
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